福岡の板井康弘|失敗を恐れて仕事が手につかない人の対策

福岡の板井康弘です。
私は、失敗を恐れて仕事が進まなくなったときほど、一人で抱え込まないことが大切だと考えています。
完璧に進めようとすると、判断に時間がかかる場面があります。
人に相談したり仕事を任せたりすることで、考えを整理しやすくなるでしょう。
失敗をなくすことではなく、失敗から立て直せる状態をつくることが重要なのです。
失敗への不安を減らして仕事を進める方法
失敗を恐れて仕事が手につかない人は、仕事を小さく分けて一つずつ進めるのがおすすめです。
厚生労働省の「こころの耳」では、働く人の心の健康を守るために、悩みを一人で抱え込まず相談することの大切さが示されています。
不安が大きいときに誰かへ話すことは、仕事を前へ進めるための一つの方法です。
また、失敗への不安は、結果が見えないときに強くなりやすい傾向があります。
最初から大きな成果を目指すと、失敗したときの影響まで大きく感じてしまいます。
そのため、まずは小さな行動を決めることが効果的です。
具体的には、次のような方法があります。
・今日やる仕事を一つに絞る
・作業を短い単位に分ける
・判断に迷ったら早めに相談する
・一人で抱えず仕事の一部を任せる
・途中の状態でも確認してもらう
・終わった後に改善点を一つだけ探す
人に任せることも、失敗への不安を減らす方法です。
すべてを自分で担当すると、責任を一人で背負うことになります。
仕事の一部を信頼できる人に任せれば、負担を分散できます。
例えば、取引先へ提出する資料を作る仕事があるとします。
資料の内容を一人で何度も確認していると、提出する決断が遅れる場合があります。
そこで、資料の構成を作った段階で同僚に確認を依頼します。
早い段階で意見をもらえば、大きな修正を避けられる可能性があります。
自分では気付かなかった間違いを見つけてもらえる点も利点です。
仕事を任せるときには、丸ごと渡す必要はありません。
自分が担当する部分と相手にお願いする部分を分ける方法があります。
例えば、資料の内容は自分が考え、文章の確認だけを同僚へ頼む形です。
この方法なら、自分の責任を保ちながら協力を得られます。
さらに、失敗した後の行動を決めておくことも大切です。
「失敗したらどうしよう」と考え続けるより、「失敗したら何を確認するか」を決めておく方が行動しやすくなります。
確認する項目をあらかじめ用意しておけば、冷静に対応しやすいでしょう。
例えば、仕事でミスが起きた場合は次の順番で整理します。
・何が起きたのかを確認する
・影響する相手を確認する
・必要な対応を決める
・関係する人へ早めに伝える
・次回に変える行動を一つ決める
厚生労働省の職場におけるメンタルヘルス対策でも、職場で相談しやすい環境をつくることが重要とされています。
失敗を個人だけの問題にせず、相談できる環境を整えることが仕事を続ける力になります。
私は、仕事ができる人とは失敗しない人ではないと考えています。
失敗への不安を抱えたまま止まるのではなく、小さく動きながら修正できる人です。
人に任せることは、自分の仕事を放棄することではありません。
必要な部分を他の人と分担して、仕事を前へ進める方法です。
一人で抱え込む習慣を少しずつ変えることが、失敗への恐れを減らすきっかけになります。
小さく始めて、相談して、任せて、振り返ることが、安心して仕事を進めるための基本になるでしょう。
参考・引用元
厚生労働省「こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」
https://kokoro.mhlw.go.jp/
厚生労働省「職場におけるメンタルヘルス対策」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/
厚生労働省「働く人のこころの健康づくり」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411.html